【動画】 好きな洋楽を歌って英会話力を格段にアップする方法
<動画>
一石四鳥以上の英語学習法
(RocketEnglishTVの動画)
<動画内容の要約>
スピーキング力、リスニング力、発音、語彙力をアップする楽しい方法、それは「洋楽を歌えるようになること」です。大切なのは歌詞を見ながらでもよいので歌手になりきって歌うこと。歌詞をきちんと歌うためには、音とか音楽をきっちり聴く必要があるので、リスニング力の向上につながります。
また、この方法で良いところは聞こえたとおり声に出すのでイントネーション(発音の強調ポイント)とリンキング(音がくっつく現象)が上達することです。たとえば「Look what I made. 」という文章ですが、「ルック ワット アイ メイド」ではなく、単語がくっついて「ルック ワライメイドゥ」と聞こえます。歌を歌うことでこれが自然にできるようになります。
さらに、知らない単語やフレーズを調べるので語彙力がアップします。そして、長くて難しい英単語もネイティブのように自然な発音で発することができるようになります。たとえば、アヴリル・ラヴィーン「complicated」という曲の中で「frastrated」という単語が歌詞に出てきます。英語のテンポの中に発音を入れていかないといけない(つまり、「get me frastrated」をトントントンのテンポで歌わないといけない)ので発音も上手くなっていきます。
動画の中で宗形さんは難しいラップに挑戦したと語っています。カナダ留学中に英語に対して自信を失っていたとき、エミネム「Lose yourself」を1日に何時間も練習して完全に歌えるようになったのを機に、英語に自信がついたそうです。ネイティブと話しているとき、海外ドラマを観ているときに自分のリスニングとスピーキングに関して相当に力が付いたなと実感したそうです。
好きな歌で好きな歌手になりきることが一番大事。この練習をすることで、スピーキング力とリスニング力が養われ、それはつまり英会話力が養われるということです。
<私の感想>
しばらく英語学習から遠ざかっていたとか、今まで色々な勉強法を試してきたけれど他に効果のある方法を知りたい、という人にはとても役立つ動画ですね。
この学習法の一番のポイントは楽しんで取り組むことができるということです。そしてこの学習を続けるだけで、リスニング力・スピーキング力・語彙力・発音の英会話に必要な全てが上達するのだから、やらない理由がありませんね。
ただし、やはりある程度の英語の基礎力は必要だと思います。中学英語レベルでいいので、文法は一通り勉強してからのほうがいいと思います。文法を知っていたほうが、絶対に歌詞の記憶は速くなるでしょう。歌詞を見て、「あ、これはあの構文を使っている」という発見があったほうが、より頭にスッと入ってくるからです。
選曲も重要ですね。やはり最初は語彙もフレーズもメロディも易しいものを選ぶのが無難でしょう。動画で語っている宗形さんが難しいラップを選曲したのは、かなり英語の知識(文法・発音・リズム・イントネーション・リダクション)があったからだと思います。それらに慣れるまでは易しい曲で練習することが必要だと思われます。
とても良い方法だと思うのでぜひ英語の学習に取り入れてみてくださいね。
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