中高年シニア向けのお勧め英語教材をスキル別に紹介
▼英語学習の大原則
まず英語を習得するための学習の大原則があります。 中上級者なら誰でも知っていることで、 英語力を高めている学習者なら、 意識していなくても必ずこの原則に則って学習をしています。 それは何かというと「英文法・語彙・ リスニングを英語学習の3本柱とする」ということです。
この3つを同時に強化していくことが英語学習において最も効果が あり、最も英語の習得が速いということです。逆に言うと、 まだこの3つが入門レベル・初級者レベルであるうちは、 英会話や長文読解などを始めてはいけないということです。
意外かもしれませんが、英会話もダメです。「さ~て、 英語始めるなら、やっぱり英会話スクールだよね」 と気軽に英会話学校に入校しては絶対にいけません。 ネイティブの先生に学ぶのはいかにも「英語を学んでいる」 という感じがして気分はいいかもしれませんが、結局は「 何となく先生が言っている英語は分かる」程度なんですね。 それを「私、英語やってる」とか「おれ英語できてる」 と勘違いしているだけなのです。
英会話スクールがダメなわけではなくて、 順序が違うということです。たとえるなら、 準備期間もなく市民マラソンで走るようなものです。 絶対にコースアウトしますよね。半年とか1年、 走り方を研究したり、 必要な筋力とか持久力を鍛えてから出場しますよね。 そういうことです。
英語の場合も基礎力がない人が何かをする場合、 たとえば英会話をしたりTOEICやTOEFLや英検などの資格 に挑戦したりということですが、絶対に準備が必要になります。 それが「英文法・語彙・リスニング」なのです。
ということで、まずは「英文法・語彙・リスニング」 を学習してください。目安としては、 TOEICでいえば500点、英検で言えば2級合格。 このレベルに達して始めて、目的別にリーディング(長文読解) やスピーキング(英会話) のスキルを高めることを意識すればよいでしょう。
すでにそのレベル(TOEIC500点以上、英検2級以上) にある人は、<目的別> のページで勉強法や教材について検討してみてください。ただし、 どんなに上達しても「英文法・語彙・リスニング」 はウォーミングアップとして少しずつでも毎日取り組みましょう。
▼スキル別お勧め英語教材
スキル別にお勧め教材を挙げます。書籍あり、CD付教材あり、 メール講座あり、 オンライン英会話ありとその学習方法は様々ですが、 私としてはメール講座をメイン教材にすることを一番お勧めします 。
その理由は、定期的(平日毎日とか) にその日学習する分だけメールが届くので、 ペースを守って続けることが出来るからです。 書籍などで独学すると、 相当意志の強い人でないと続かない場合が多いですよね。毎日、 適量をこなし3週間とか2ヶ月続けるタイプのメール講座なら、 独学よりも続けられる確率は極めて高いと思います。
また、サポートが充実しているということも大きな理由です。 英語に関すること(学習の内容や学習方法) を制作者にメールで質問すれば、 当日か翌日には回答が得られるます。 これは本当に大きなポイントだと思います。 英会話スクールに入ればスタッフがサポートしてくれますが、 その前の段階で家で勉強するとき、 特に英文法を習得するときには、 このサポートというのは大変嬉しいものです。
というわけで、本当に久しぶりに英語をやり直す方で、 時間的余裕がある場合、 私なら次のような組み合わせをお勧めします。
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」でゼロから英文法を学びます。 このプログラム(メール講座) には英語の音声も付いているのでリスニングの学習も出来ます。 毎日、このメール講座を受講しながら、 その日の学習が終わったら、「キクタン」で語彙を増やします。 聴きながら覚えるのでこちらもリスニングの強化につながります。
最初はこれだけで十分です。「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」が終了して、 TOEIC500点以上の力が付いたら、同じ制作者の「分かる! 解ける!英文法!」を受講すると効率的に中級レベルを目指せます。
文法・語彙・リスニングがTOEIC500点、 英検2級レベルに到達したら、 あとは自分がもっと伸ばしたいスキルに特化した教材を選べばよい でしょう。
▼英文法(→ 私の考え)
▼リスニング(→ 私の考え)
・新TOEIC TEST パート1・2 特急難化対策ドリル・新TOEIC TEST パート3・4 特急実力養成ドリル
▼リーディング(→ 私の考え)